2009年11月26日木曜日

インテルがLight Peakを優先したい理由

インテルからすれば、こう見える。
1、PC/Netbook市場
   PC マーケットも伸びるだろうが、その伸び率はモバイルの足下にも及ばないだろう。
2、PC/Netbook市場におけるインテルのシェア
   インテルに追いつける可能性があるのはAMDかもしれないが、2012までの間にインテルを脅かす存在にはならないだろう
   たとえAMD が USB3.0を組み込んだとしても、それがAMDに勢いを与える要因にはなりえないだろう
3、PC/Netbook以外の市場への参入
   インテルだって成長しなければならない。PC/Netbook市場で既に高いシェアを持ってしまっているので、そこの市場のみにいる限り、その市場の成長率以上に成長はできない。もっと成長したければ、他の市場への参入が必須である

以上より、インテルがLight Peakを優先した理由はこうなる。
1)インテルは 、2009-2011までは、モバイルやSTBのようなPC/Netbook 以外の市場に投資したい
2)USB3.0 ではSTBに入れない。コピープロテクションがあり、10メータ以上、10Gbps以上のインターフェースが必要

2009年11月25日水曜日

携帯機器のUSB3.0

携帯機器メーカは、Intelの出遅れのためにUSB3.0は様子見状態だと言う。だが本当は、自分たち自身の先が見えないだけ。

ノキア、モトローラ、ソニーエリクソンは去年よりも出荷台数を落としている。ノキアは17%減、モトローラは46%減、ソニーエリクソンは39%減だ。世の中景気が悪いからではすまない。ここでの問題は、市場全体の出荷台数は10%しか減っていないのに、自分たちはそれ以上に落ちたということだ。つまり、シェアを落としているのだ。これはサムスンは7%増、LGほぼ同水準という結果によって、対照的にシェアを落とされたのだ。

ソニーエリクソンがレイオフでアメリカを縮小していた。今後どうしていくのだろう?

MicroUSB, USBバッテリーチャージングの規格など、携帯へのUSBの準備は整ったが、これはUSB 2.0で十分だ。USB3.0は、自分を必要としてくれるアプリを探さなければならない。

2009年11月21日土曜日

LIGHT PEAKとは

IntelがSTBに入りたい。自分たちのチップセットをどうやっていれるかだ。

intelは1394を入れると高くつくからSTBから1394をとるようにFCCに要求している。ハリウッドなどのコンテンツのプロテクションとしてDTCPがあるから1394が必須になっているのだ。Intel曰く、イーサネットのようなIPベースのネットワークの方が安く、他のものとの接続性もいいという。ところで、なんでイーサネットとはっきり言わず「のようなIPベースのネットワーク」なんて言い方なのだろうか?

イーサにした方が安いのは事実だろう。ケーブルすら安くなる。でも、それならUSB3の方が安いはず。

USBにはそんなコピープロテクションがないからホームネットワークには入れないのだ。IPベースのネットワークならDLNAが使えるので、コピープロテクションも問題がない。ついでに、3メータじゃ、アメリカの家には足りないだろう。

じゃあ、そのままイーサネットを使うのか?GbEで十分か?プロトコルオーバーヘッドも考えたら、非圧縮の画像を送るには不十分だ。だったらHDMIの方が速くて画像にはいい。ところが、これも高い。そうすると、10Gb以上のイーサがいる。

ということを総合して考えると、出てくるのがLight Peakではないか!でもそうすると、最初のコストの問題が生じる。本当に光のネットワークが1394よりも安いのだろうか?速度は20倍だから単純にコスト比較するのは難しいが、同じコストならばLIGHT PEAKの方がコストパフォーマンスは上だろう。しかし、コスト面で1394と同じコストというと戦えなくなるので、Light Peakと書かずにIPベースのネットワークという曖昧な記述にしたのかもしれない。なるほど。

2009年11月6日金曜日

インテルの7並べ

インテルがNVIDIAの足止めを狙ってUSB3を遅らせたのだとしたら、NECにとってはいいだろう。その遅らせた分、彼らのマーケットでの寿命が延びた訳だから。インテルがチップセットへ載せる意思を表明している限りは、状況は悪くはならない。

それにしても、昔ゲーム理論が流行ったが、インテルのやっていることは7並べの8キーパーだ。インテルが8を置けば皆が9、10、J、とどんどん置いていくのはわかっているのに、NVIDIAに9を出させないためにわざと8を出さないのだ。で、自分はLight Peakという6から出し始める。ただ、気をつけないと、誰かにKを出されて8は結局最後まで出せず、つぶされてしまうかもしれない。

例えば、携帯にUSB以外の標準インターフェースが普及したら、USB3はつぶされてしまうかもしれない。

2009年10月28日水曜日

インターフェース統一の仕方

以前、PCはインターフェースのお化けだったと書いたが、そうやってPCがお化けになるように牽引していたのがインテルのサウスブリッジであった。ところが、将来有望なモバイルのプラットホームに関しては、インテルのチップセットがインターフェースを決める訳にはいかない。USB3.0 VS HDMI1.4の椅子とリゲームという議論もあったが、インテルがここでLight Peakを出してきた。ロングタームソリューションにしかならないが、有線インターフェースの統一化を狙ったものである。サウスブリッジに好きなだけぶら下げたPCと違い、逆にモバイルでは一個に絞ったのだろう。TCP/IPにSCSIをのせたようなiSCSIのように、10GbEの上にHDMI/USB/SATA/1394をのせたものになるのだろうが、IEEE LAN に追加する訳にもいかないので独自規格にしているのだろう。が、少なくともアナログのIPはEthernetと同じものが使えれば、規模の経済の効果が期待できるというものだ。

考えてみれば、内部バスも、PCIe/SATA/USB3と共通のアナログIPやPhysical Layerが使えるように、USB3のPhysical LayerはPCIeと酷似しているし、SATAもアナログはほとんど同じだ。

つまり有線は、内部インターフェースやケーブル長3メーター前後の短距離用途にはPCIe/USB3/SATA用Physical Layerを使い、それより長く100メーター前後のものにはイーサネットのPhysical Layerを使おうということなのかもしれない。

半導体は規模の経済効果を狙ってコモディティ化し、上位層のプロトコルレイヤーはソフトなので使いたいものを使えるということなのだろう。結局、半導体産業の人口は減り、代わりにソフトの人口が増えていくことがここからも容易に想像できる。

2009年10月21日水曜日

家に帰ったらモバイルが家電につながる

数ヶ月前、ついいにUSBメモリをデジカメに挿さない理由がわかった。たぶんサイズの問題。
USBメモリを挿すからにはそれよりも大きなものに挿すのが自然と感じるからだ。挿される側は大きいらしい。だから、PCには挿しても、携帯やデジカメには挿さず、SDカード等を使うのだ。

ビクターがUSBメモリを挿して使えるCDラジカセを発売する。このCDラジカセが私のこの考えを証明してくれた。挿す場所は、上がいいか横がいいか、裏がいいか、いろいろ悩んだに違いない。そして、結局前になったのだろう。一番無難だ。

SDカードでなく、USBメモリである理由は、iPodのようなMP3プレーヤ, smartphone等マスストレージでつながるものを聞けるようにしたかったのだろう。フラッシュの低価格化とiPhoneの内蔵フラッシュの大容量化が、それらガジェット内のフラッシュ全体の大容量化を促進し、ガジェットがポータブルストレージ化してきた。そこで家に帰ったときにつなげて音楽を聴くオーディオがほしくなったのだろう。

家に帰ったらスイッチするのだろう。ヘッドフォンから家のオーディオに、タッチパネルの画面から家のテレビに、タッチパネルから普通のキーボードに、軽めのアプリケーションプロセッサからPC用のパワフルなCPU/GPUに、3GからWiFiに、リチウムイオンバッテリから壁の電源に、、という具合に。納得だ。

2009年8月4日火曜日

無線充電と有線充電

携帯の充電において、無線充電に関する新技術が続々と紹介されており、有線充電ではmicro USBが標準インターフェースとして推進されてきている。

大学時代「無線か有線か」というテーマの宿題があったが、私の結論は、有線がなくなるわけではなく、適する場所には残るだろうという結論だった。充電においても同じだろう。モバイル等は無線にいくだろうし、サーバー等巨大な据え置き型のものには有線が残るだろう。

今はまだ電力効率の問題等あるだろうが、無線充電の技術が普及することは間違いない。最終的には太陽電池のようなもので、勝手にチャージされ続けるのが理想だろう。

ところで、直近の話ではあるが、携帯がmicro USBでチャージするのなら、デジカメも同じにしてくれると、旅行のとき助かるのだが。